院長あいさつ

長年、大田記念病院で脳外科医として手術をしてきましたが、この20年は脳過敏症を専門としてきました。脳過敏症とは、慢性ストレスによる神経可塑性によって起こる難治性の“頭痛、肩こり、めまい、不眠、シビレ・ピリピリ痛”です。

今、力を入れているのは睡眠と免疫です。睡眠と免疫を司るのは自律神経です。若い人で体調不良の方、高齢者で体調不安の方は遠慮なくトホーニヤを受診下さい。

私自身、末期がんステージ4から生還し12年、闘病中に編み出した自己免疫活性化療法を中心にがん相談と睡眠相談に乗っています。

トホーニヤはサンスクリット語(梵語)です。釈迦問答のトニヤシナヒゲルハはトニヤ、トホウ(道)につながります。トホウは道の選択に迷い、苦しむ先に、見えてくる条理(道理)を意味します。トホーニヤ診療所は、静かに落ち着いた祈りの場でもあります。

 

トホーニヤにいたる心境を詠みました。

 

 私の余生

 人を支えるは

 愛と納得

 満足ではない

    愛は人に

 納得は自分に

 今の自分にとって

 愛と納得を充たすは

 医師としての仕事

    遊ぶだけの余生は

 愛も納得も

 充たしてくれない

 働いてこそ 

 納得の余生あり

2024年秋 ウインテック オーシャンスカル

2024年2月3日 ヤマハ シーホッパーⅡ

大田浩右 (おおた こうすけ)

経歴

1964年 岡山大学卒

1968年 慶應義塾大学相澤豊三内科研修

1969年 岡山大学大学院卒 博士(医学)

1970年 脳神経外科専門医 第349号

1971年 福山医療センター脳外科開設

1972年 チューリッヒ大学脳神経外科研修

1976年 医療法人祥和会創業

1998年~2012年 岡山大学臨床教授 神経内科学 脳過敏症の研究

2023年 医療法人祥和会退職 

2024年 大田トホーニヤ診療所